海外で宝くじが当選したりカジノで賞金を獲得した場合、多額のお金を受け取り経済的自由を与えられるかもしれません。
特に何も対策をしなければ、アメリカ連邦政府は米国居住者の場合、賞金から24%、米国非居住者の場合30%の税金を課します。
それに加えて州や地方政府は賞金の一部に課税します。
獲得した金額が大きければ大きいほど、かなりの金額を失うこととなります。
そのまま放置せずに適切な税務上の手続きをすれば、税金を相殺または還付できる可能性があります。
非居住者が米国でカジノ、宝くじに当選した時に知っておくべきこと
アメリカ内国際入庁(IRS)は、税法で特に定めがない限り、ほとんどの種類の所得を課税対象と見なします。
宝くじの賞金(Lottery winnings)はギャンブル(Gambling winnings)の賞金と見なされ、課税所得とされるため、IRSはそこから税金を徴収します。
もちろんカジノ(Casino)で獲得したお金も課税所得とみなされます。
宝くじやカジノなどの賞金について、連邦所得税、州税について知っておくべきことがいくつかあります。
米国非居住者の場合、米国で収入があるとアメリカ内国際入庁(IRS)のフォーム1042s、各州政府の所定の源泉徴収書類を受け取ります。
その収入がビジネスに関連したものかどうかによって、フォーム1042sに税金が差し引かれている場合は、連邦税は税務申告をすれば還付される可能性があります。
州税は、全米50州の州政府によって独自の税体系となり、州によっては課税しない州や所得税のない州もあるので、税金が差し引かれている場合は税務申告手続きすることで戻ってきます。
賞金を受け取る前に税務上の影響を理解し、最善の対策をすることも必要です。
いずれの場合も、非居住者は米国個人納税者番号(ITIN)が必要なので取得することをお勧めします。
アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)でのEINの取得及び、ITIN取得、米国確定申告書作成、還付請求、減免手続きサポートなどをCPAオフィスFYIで承っております。
ITIN、EIN取得サポートが必要な場合はご覧ください。