IFRS,USGAAP,日本会計基準の英文財務諸表の違い

英文決算書,英文財務諸表,IFRS,USGAAP IFRS・国際会計

世界に事業を展開したいと考えるなら、英文財務諸表の活用は効果的です。

日本語だけでなく、英語で損益計算書(PL, IS)や貸借対照表(BS)などの財務諸表を作成することはマーケットを広げ業績を向上させるうえでとても重要です。

英文財務諸表の基礎知識 押さえておきたい3つのポイント では、英文財務諸表の基本的な概要をご説明しましたが、今回は日本と世界の損益計算書の違いを解説したいと思います。

英文財務諸表の基礎知識
財務諸表とは、損益計算書(Profit and Loss Statement,Income statement)、貸借対照表(Balance Sheet)、キャッシュフロー計算書(Cash flow statement)を日本では主に指しています。 その1つで...

日本基準とIFRS,USGAAPの英文財務諸表の違い

日本基準の会計方針で作られた損益計算書は、売上(Sales)から売上原価(COGS)を差し引き売上総利益(Gross margin)、営業利益(Operating income)、経常利益(損失)、特別利益(損失)の項目が続きます。

国際会計基準(IFRS)、米国会計基準( USGAAP)では経常利益(損失)、特別利益(損失)の項目がありません。営業利益の下には、その他収益(Other revenues)、その他費用(Other expenses)があります。その他収益費用へ、日本基準の経常利益(損失)、特別利益(損失)に振り分けられていたものの大部分が計上されます。

具体的な違い

例えば、日本基準では土地建物などの有形固定資産を売却して得た損益は特別損益に計上しますが、国際会計基準(IFRS)、米国会計基準( USGAAP)ではその他収益(Other revenues)、その他費用(Other expenses)に振り分けられます。

従業員をリストラした場合は日本の会計基準では特別損失、国際会計基準(IFRS)、米国会計基準( USGAAP)では営業費用(Operating expenses)に計上されます。

IFRS,USGAAPの英文損益計算書の基本サンプル

Profit & Loss Statement(損益計算書)

Net Sales(売上)
ーCost of Goods Sold(売上原価)
Gross Margin(売上総利益)
ーOperating Expenses(営業費用)
Selling Expenses
General and Administrative Expenses
(販売費及び一般管理費)
Operating Income(営業利益)
Other Revenue(その他収益)
Interest Revenue(受取利息)
Dividends Income(受取配当金)
Rental Revenue(受取賃貸料)
ーOther Expenses(その他費用)
Interest Expenses(支払利息)
Income Before Income Taxes(税引前利益)
ーIncome Taxes Expense(法人税等)
Net Income(当期純利益)